現在、当教会には牧師がおりません。
は? 牧師がいないなんて、それで教会と言えるの?
実は、牧師のいない教会は、それほど珍しいものではありません。日本バプテスト同盟だけでも、今年度は7教会が無牧師です。他のプロテスタント教会を併せると、日本では十分の一の教会が牧師不在と聞いております。
では毎週の礼拝はどうしているの?
当教会は、他教会のご協力のもと、牧師の皆様に交代で礼拝説教を担当していただいております。わざわざ遠くまで来てくださる牧師の皆様、牧師先生を快く送り出してくださるそれぞれの教会員の皆様に、心より感謝申し上げます。
また、バプテスト派は万人祭司の原則をとる教会です。毎週の礼拝で「前に立って語る」のは、牧師でなくても構わないわけです。当教会でも、信徒が交代で「証(あかし)」を行います。「証」とは、自分がなぜ信仰を持つようになったか、日々の生活のなかで神様を感じるのはどのようなときか、自分はどのような挑戦を神様からいただいているのか、などを会衆の前で語ることです。
(…実は私は信徒の皆さんの証を聞くのが大好きです。)
これからも牧師不在のままなの?
さて、どうなりますでしょうか。そればかりは主の御心次第です。
私たちの教会は、信徒の協力の下、今のところすべての礼拝と行事とを続けております。互いの働きを感謝し、支え合うことによって、私たちは一層強められていることを感じます。しかし、今のままでは伝道の力が弱まることを否定できません。新しい牧師が与えられ、新しく成長していく教会となりたいと祈り求めています。
「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」(ルカによる福音書10章2節)